DCRTM ゼミメモ (2010/01/14)

参加者

  • 倉本, 石渡, 齊藤, 徳永, 高橋, 山田

目標

  • 最終目標
    • 徳永: 大気循環モデルに組み込み可能な木星大気放射モデルの構築.
    • 齊藤: 初期地球大気の温度構造計算ための大気放射モデルの構築.
    • 高橋: 系外惑星のスペクトルモデルの構築, Hot Jupiter.
    • 山田: 地球型系外惑星の表層環境の解明, Super Earth.
  • 当面の目標
    • 徳永: H2-He 大気の赤外放射伝達を計算するプログラムの作成.
    • 齊藤: 原始地球の大気の温度構造を計算するモデル作成
    • 高橋, 山田: 卒業研究のまとめ

次回日程

  • 01/21 (木) 15:30 -- (DM ゼミ終わり次第)
  • 場所: 研究サロン

メモ

  • 徳永
    • 修論のまとめ
      • 平衡状態の温度分布において加熱率がどのような分布になっているのか?特に対流圏.
      • 下部境界の温度を変えたときの有効放射温度の変化
      • スペクトル
        • 有効放射温度におけるプランク関数のピークはどこにくるか?
        • スペクトルに合った温度のプランク関数も描いてみる.
        • 1 気圧面での温度を変えた時のスペクトルの変化
        • メタンを加えたときのスペクトルの変化
        • 木星の実際のスペクトル(赤外)との比較 (土星, 天王星, 海王星含む)
  • 齊藤
    • 修論のまとめ
      • 表現の修正
        • 事実関係と consistent か?
        • 正確な表現を使う
          • 事実なのか
      • 日本語の修正
  • 高橋
  • 山田

宿題

  • 徳永 (継続)
    • 修論をまとめる
    • 水素大気での惑星放射とスペクトルを計算
    • CH4 による太陽放射吸収と惑星放射吸収を考慮した計算をする
    • H2-He 大気の赤外放射伝達を計算するプログラムの作成
      • 対流平衡をモデルに採り入れる.
        • 下端の境界条件の設定, 温度を固定する.
      • Step1: 光学的厚さの計算
        • 温度, 圧力を与えて光学的厚さを計算する
        • 仮定する大気構造は, 等温, 断熱, 観測を模した分布の 3 ケース
      • Step2: 放射フラックスの鉛直分布を計算
        • 仮定する大気構造は Step1 と同様
      • Step3: 加熱率分布の計算
        • 仮定する大気構造は Step1 と同様
      • Step4: 大気構造の計算
        • 放射平衡時の大気構造を時間発展問題として計算する
      • H2-He 以外の成分についてはおいおい考慮する.
      • CH4 の吸収: Wallace et al. (1974)
      • C2H6, C2H2: Cess and Chen (1975) (ローレンツ線形のパラメータ)
  • 齊藤
    • モデルの簡潔化を検討
      • 似たような subroutine を一元化