放射MTGメモ(2016/05/16)

参加者

  • 倉本圭, 石渡正樹, はしもとじょーじ, 高橋康人, 齊藤大晶, 大西将徳

系外惑星放射計算プログラムの開発 (大西)

  • CO2 を加えた場合の圏界面温度の推定
    • 放射対流平衡計算の実行
      • モデル
        • 吸収断面積の温度依存性無視 (120K 等温成層圏の場合の吸収断面積使用)
        • 波数解像度 0.01cm-1
        • 地表面温度 288K
        • i) H2O + N2, ii) H2O + CO2 355ppmv + N2
      • 結果
        • 現在平衡計算の途中
        • CO2 加えた計算で, 上空に温度のギザギザが現れている.
          • 1 grid ごとのギザギザではなく, 数 grid ごとにギザギザ.
          • おそらく計算がうまくいっていない. 対処を考える.
  • 気象学会の発表資料作成
    • コメントなど
      • どのような計算をしたのかをわかりやすく書く.
      • 加熱率の鉛直分布の図を示しているページは, "圏界面温度の推定" の仕方を示していることがわかりやすいようにタイトルつける. 温度分布と加熱率分布をセットにした方がよい.
  • mtg 資料

木星大気の計算 (高橋康)

  • 投稿論文
    • 回覧コメントに対応
    • 特に気になる 2 点について検討している.
      • アルベドがあわない件
        • 定量的に扱うのは難しい, で投げてしまうのはよくない.
        • 仮想的なモデルを使って簡単な見積もりをする
        • Haze を仮定したモデルで放射対流平衡計算を進めているが, 加熱率分布が大きく変化する.
        • Haze を入れた場合, 圏界面の位置も変わると予想される.
        • 平衡解がないこともありえる.
        • 論文でどのように主張するか: はっきりしている物質だけ入れるとこうなる, という方針.
      • スペクトルの観測とに比較について
        • 0 - 600 cm-1 の図
          • H2/He 比, 上空の物質量, 温度によってスペクトル変わる.
          • 300 cm-1 より高波数, 低波数で振舞い異なる.
        • 5 micron の図
          • モデル計算が観測値を挟み込んでいる.
          • 観測の波数解像度にあわせる.
          • 裾野の方があってない?
            • 深いところから出てくる放射は精度が悪い.
  • 博士論文
    • 執筆
      • 投稿論文の和訳
      • モデル詳細
    • 観測スペクトルとの比較
      • 5 micron 熱放射の先行研究の解釈を確認中
        • Li+ 2012
        • Giles+ 2015
      • 3 micron は太陽放射は行ってくるので議論しづらい
  • mtg 資料

次回の日程

  • 5/30 (月) 9:00-