放射MTGメモ(2017/05/08)
参加者
- 倉本圭, はしもとじょーじ, 石渡正樹, 高橋芳幸, 高橋康人
木星大気モデルの開発 (高橋康)
- ガリレオプローブ投下地点の大気モデルの構築
- ガス
- Wong2004が示したGPMS再解析による深部MRの違いは現行モデルと誤差の範囲内
- 鉛直プロファイルはNFRフィッティングに基づくH2O, NH3以外は示されていない
- 雲
- NH3 雲の高度とNFR観測開始高度が概ね一致しているため擾乱の理由がはっきりわからない
- NH4SH 雲はNephelometer だと見えているようだがNFRだとほとんど見えていない
- H2O雲は見えてない
- ヘイズ
- NFR 観測よりも上空なので NFR には見えてない
- 他の観測器でも検出されていない?
- ガス
- NFR 観測チャンネルに合わせた計算結果の出力調整
- 各チャンネルの Relative response から weight を決定し、それを各波数におけるフラックスに掛ける
- 大気モデル
- 深部MRはWong2004に従って与える。NH3とH2Oの高度分布はNFRフィッティングを参照。他は熱平衡分布。
- 雲・ヘイズ・Red absorberは無し
- 結果
- 日射チャンネルはいまいち
- 熱放射チャンネルはそれっぽい
- 散乱体を含む大気の放射計算
- 散乱による opacity とフラックスプロファイルの整合性を確認する
- 大気モデル
- ガスと適当な opacity の NH3 ice cloud を含む
- Scat1: 数密度小, scat2 : 数密度大
- 他の雲・ヘイズ・ Red absorber は含まない
- ガスと適当な opacity の NH3 ice cloud を含む
- 0.32 bar の大気グリッドを通過するフラックスと optical parameter をサンプルしてMW1980の二流近似放射伝達方程式と比較する
- 結果
- 未確認
- コメント
- NFR 日射観測
- プローブ降下中に太陽が沈んでいる
- 日射がゼロになるのは吸収体ではなくこの効果によるものとみられる
- では Red absorber とはなんだったのか?
- このことを考慮すれば高橋モデルによる日射計算も妥当といえるかもしれない
- 降下中の日射角変化を考慮したモデル計算で確認してみる
- 日射がゼロになるのは吸収体ではなくこの効果によるものとみられる
- アルベドスペクトルの整合性は要確認
- どの高さにどんな opacity を与えればつじつまが合いそうか見当を付ける
- プローブ降下中に太陽が沈んでいる
- GPES 大気モデルの方針
- NFR 熱放射観測は熱構造とガスのみのモデル計算でもよく説明できる
- 日射観測には不確定性の大きい雲やヘイズの影響が効いてるとみられるが、おおまかな傾向は現モデルでも掴めているだろう
- 現ガスモデルをベースに雲ヘイズを導入する
- NFR 日射観測
- mtg 資料
次回の日程
- 2017/05/17 (水) 16:00-