gate システム開発手順   ▲戻る

  1. honey を利用した gate システム開発

1. honey を利用した gate システム開発

以下では, honey を使用して gate システムを開発する 手順を記す.


[1.1] 開発の流れ

gate システムの開発の流れは以下のようになっている.

  1. CVS (Concurrent Versions System)をインストールする.
  2. wwwサーバ の 「リポジトリ」 から gate システムを取り出し, honey に「作業用コピー」を作成する.
  3. honey の「作業用コピー」内にて, gate システムの内容 (プログラムやドキュメント)に 変更を加える.(または新たな機能を加える)
  4. honey に gate システムの内容を反映させる. (具体的には「# make install」コマンドでインストールを 行う)
  5. honey にて変更を加えたプログラム(または新たに開発したプログラム) が正常に作動する事を確認する. うまくいかない場合は, 修正を行う.
  6. www サーバの「リポジトリ」に honey の「作業用コピー」での変更を 反映させる.
  7. 更新した gate システムをパッケージ化し, www サーバの /home/gate/gate-toroku-system.tar.gz に設置
  8. www サーバその他にて上記のパッケージを用い, gate システムのアップデート を行う. (これは www サーバ管理者の仕事)

※ 「リポジトリ」「作業コピー」については gate システム 開発での CVS 利用の手引き [2.2] リポジトリの作成 [3.1] 始めに を参照せよ


[1.2] 実際の作業

上記の開発の具体的な方法を記す.

[1.2.1] CVS をインストール

以下の2つのパッケージをインストールする. このソフトウェアに関しては gate システム 開発での CVS 利用の手引き を参照せよ.

[1.2.2] リポジトリから gate システムを取り出し, 作業用コピーを作成

ここでは, ユーザ hogehoge さんが自分のホームディレクトリに作業用コピー を作成すると仮定する.

以下の4つのコマンドを実行する. (4つのコマンドは, 上から順々に実行すること)

$ export CVSROOT=:ext:[email protected]:/home/gate/cvsroot [Enter]
$ export CVS_RSH=ssh [Enter]
$ cd /home/hogehoge [Enter]
$ cvs checkout gate-toroku-system  [Enter]

1行目と3行目の hogehoge は自分のアカウント名に変更すること.

すると, ホームディレクトリに「gate-toroku-system」という ディレクトリができる. gateシステムのコマンドなどがそのディレクトリ内に入っているはずである. 確認してほしい. (gate-toroku-system はこの中に全て詰まっている.)

上記のコマンドについての詳細は CVS の利用 (gate システム 開発での CVS 利用の手引き) を参考にせよ.

[1.2.3] gate システムの更新

作業用コピー内(/home/hogehoge/gate-toroku-system 内)の プログラムやドキュメントを必要に応じて追加, 修正, 削除する.

ここでの作業は [3.2] 普段の開発手順 (gate システム 開発での CVS 利用の手引き) gate システム開発の手引き [2.1]〜[2.2] を参考におこなって欲しい.

ただし, この段階ではリポジトリに変更を反映させないこと!!

[1.2.4] honey にて更新した gate システムのインストールを行う

ファイルを追加, 修正, 削除したディレクトリで以下のコマンドを 使用すると, そのディレクトリ内のファイルが指定された場所にコピー される. (つまりは「インストール」される)

# make install [Enter]

インストール先は, そのディレクトリの「Makefile」で指定してある. (これ自体を書き換えることももちろん可能である.)

※ gate-toroku-system/doc/ 以下のドキュメントのインストール

doc 以下のドキュメントのインストールには下記の3つのコマンドが必要 になる.

# make [Enter]    (htroff でmanファイルからHTMLを作成)
# make install [Enter]
# make clean [Enter]     (作成したHTMLを削除)

[1.2.5] 動作の確認

変更, もしくは作成したプログラムが正常に動作しているか確認する.

[1.2.6] リポジトリに変更を反映

wwwサーバのリポジトリに今回の変更を反映する. 反映の仕方は [3.2] 普段の開発手順 (gate システム 開発での CVS 利用の手引き) を参考に行う.

[1.2.7] 最新の gate システムをパッケージ化

新たに gate システムをインストールしたり, アップデートしたりする際に 使用できるよう, 最新の gate システムをパッケージ化し, 利用できるようにしておく. [2.3] 最新版パッケージの作成・設置 (gate システム開発の手引き) を参考にして行う.

[1.2.8] gate システムのアップデート

今回の更新をwwwサーバ(とその他のサーバ)のシステムに反映させる. gate 登録システムアップデートの手引き を参照して行う. ただし, これは各々のサーバの管理者が行う仕事なので, gate のメンバーが行うことではない.

▲戻る     最終更新日:2002/02/25(森川靖大)