ParaView における入力データ書式 (など)
ParaView は, "ParaView is the world’s leading open source post-processing visualization engine." である.
以下では, ParaView で用いることができるデータの書式と ParaView の (簡単な) 使い方についてメモしておく.
データフォーマット
ParaView では,
- VTK 形式
- NetCDF 形式
などの書式のデータを読むことができる.
NetCDF 形式は (自分が) 慣れていて使いやすいが, ParaView の好みの読み方と合っていないと ParaView に読ませにくいかもしれない.
以下では, (ある意味で簡単な) VTK 形式についてまとめておく.
ParaView 機能メモ
- 平行移動・拡大/縮小
- [Filter] -> [Search] で Transform を検索して選択.
- Translate, Rotate, Scale に適当な数値を指定.
- "Apply" をクリック.
- 部分切り取り
- "Extract Subset" アイコンをクリック.
- あるいは [Filter] -> [Search] で Extract Subset を検索して選択.
- V OI に切り取る 3 次元の開始インデクスと修了インデクスを指定.
- "Apply" をクリック.
- "Extract Subset" アイコンをクリック.
- 矢印
- "Glyph" アイコンをクリック.
- あるいは [Filter] -> [Search] で Glyph を検索して選択.
- Scale で選択することで矢印の長さを決める変数を選択.
- Scale Factor で長さの倍率を指定.
- Masking の Glyph Mode で間引き等を選択.
- Coloring で矢印を色付けする変数を選択.
- "Apply" をクリック.
- "Glyph" アイコンをクリック.
- 文字列
- [Filter] -> [Search] で Text を検索して選択.
- Text 欄に表示させたい文字列を入力.
- "Apply" をクリック.
- Text Position で文字列を表示する位置を調節.
- Use Window Location の選択肢の中のどれかで良ければ目的のものを選択.
- その他の場所に表示させたければ Use Coordinates に画面内の相対位置の X, Y 座標を 0~1 の範囲の値で指定.
ParaView での VTK 形式データの使い方例
ParaView を起動
データファイルを開く
- [File] -> [Open] から VTK 形式のファイル(群)を選択.
- ここでは test5_ptsfc_..vtk を選択.
- "Apply" をクリック
- [Filter] -> [Search] で Transform を検索して選択
- Translate, Rotate, Scale に適当な数値を入力.
- ここでは z 方向に拡大したいため, Scale の z 方向欄 (一番右) の 1 を 5 に変更.
- Coloring において Solid Color を選択.
- Styling の Opacity において 0.5 を指定.
- "Apply" をクリック
- 310 K 等温位面が真っ白な Surface で表示される.
- "Glyph" アイコンをクリック (あるいは [Filter] -> [Search] で Glyph を検索して選択).
- Scale において velocity_ptsfc を選択.
- Scale Factor において 0.25 を指定.
- Masking の Glyph Mode において All points を選択.
- Coloring において w_ptsfc を選択.
- "Apply" をクリック
- 風速ベクトルが表示される.
- DCPAM を用いた Held and Suarez (1994) 力学コア実験 (解像度 T42L20) の結果を用いて描画した動画