dcmodel ミーティング記録(2012/07/10)

参加者

  • 北大
    • 石渡, 小高, 杉山, 山下, 川畑, 荻原
  • 神戸大
    • 林, 高橋(芳), 西澤, 納多, 関, 船橋, 竹広
  • 宇宙研
    • 山本
  • 京大
    • 佐々木
  • 九大
    • 中島
  • 福大
    • 乙部

火星 SCALE-LES 計算報告 (西澤)

  • 50m 格子点間隔 run のデータ転送終了.
  • 乱流統計量の解像度依存性は明瞭でない.
  • 混合層の中間高度での w の頻度分布, 違いが見える. 格子点間隔が小さい方が速度大きい.
  • モデル本体のバグ発覚
    • Smagorinsky 拡散係数の安定度依存性係数の符号が逆.
    • 修正後, スペクトルのべき乗則がなまる. うまくいっているかどうか定かでない.
    • Smagorinsky スキームの全面見直しを進めている.

dcpam 現状火星計算 (高橋)

  • dcpam 関連のデータ
    • Wangara データを追跡, 論文 PDF をゲット,
    • データを一部手で netcdf 電子化.
    • 全部辛いので CISRO に問い合わせ中.
  • 火星計算現状
    • ダスト分布を与える. 与え方は 2 種類(Viking Senario, MGS Senario)
      • Vikig 観測を元に高さの異なるダスト分布, 鉛直分布は乱流拡散と重力沈降のバランスを元にしたもの.
      • MGS 衛星観測データを元に分布を作成
    • T21L32, 5 年間積分
    • Viking Scenario
      • 表面気圧の時間変動
      • Viking 1 のデータをあわせるべくチューニング(極冠アルベドと射出率)
      • 極冠の CO2 氷の質量の時間変化
        • オーダーはだいたい合っている.
        • 対機質量との保存性は良い.
        • 永久極冠は表現できない(既存のモデルでは全てできていない),
      • 潮汐成分, 地面気圧の振幅と位相
        • 1 日周期成分 :
          • VL1 : おおまかな傾向では似ている. 観測の細かい振幅変動はダストストームの影響なので見ない,
          • VL2 : そもそも 1 日周期の振幅が弱い地域なのであまりあわなくても良い.
        • 半日周期成分 :
    • MGS Scenario
      • 地表面温度分布観測との比較
        • local time 2 時 : 極の温度誤差が 10 度くらいあるのが気になる.
        • local time 14 時 : 最大値は似たような値.
      • 大気中温度分布観測(子午面)との比較
        • local time 2 時 : 季節進行が表現できている, 夏極の温度過大評価
        • local time 14 時 : 季節進行が表現できている
    • 解像度を T21 から T31 に上げたチェックをしてから コードを fix して付属データとともにおきたい.
    • 現状の一覧図 PDF を memo に置く.
    • 共通のデータ置き場はコードと結果データ fix をしてから考える.

次回ミーティング日程

  • 2012 年 7 月 31 日(火) 10:00 より.