dcmodel ミーティング記録(2012/08/28)

参加者

  • 北大
    • 石渡, 小高, 山下, 荻原, 川畑, 杉山
  • 神戸大
    • 西澤, 高橋(芳), 納多, 黒田, 関, 河合
  • 宇宙研
    • 山本
  • 京大
    • 石岡, 竹広, 佐々木
  • 福大
    • 乙部

gtool 報告(佐々木)

  • PDF 発表資料
  • ソースコード CVS -> Git へ.
    • Web で履歴が見れるようにしたい.
  • gtool Web ページ
    • CVS コミットと同時にいろいろなスクリプトが走るようになっていて 仕組みが解明されていない.
  • gtool の中味
    • dc_utils が逆に netcdf に依存していたりするので問題.
  • TODO と解決策
    • メモリーリーク問題, dc_calendar の原因は判明. valgrind で解析した. HistoryAuto はまだ.
    • 速度問題, 構造を単純化して速度向上した.
    • HistoryPut だと時間次元を double でだせない,
  • dc_utils
    • dc_ と gt_ の依存分離, dc_util 単独で動く. ソースコードは gtool のサブディレクトリに格納.
    • エラー番号の変更 -> NetCDF のエラー番号を使う.
    • エラー処理の system call が機種依存.
    • ドキュメントの更新, Unit test の容易.
  • Gtool5
    • gt_error, gt_url の追加
    • gtdata から netcdf_f90 へ直接渡すようにした -> 速度の向上.
    • gtdata_memory の削除
  • Gtool5 問題点
    • ソースコード.
    • ドキュメント・チュートリアルの更新.
    • HistoryAuto のメモリーリーク.
    • HSPACK をどうするか.
    • ソースのリリース

dcpam への移流計算スキーム実装にむけて(山本)

  • 極問題, 鉛直不等格子間隔問題
  • セミラグランジアン法 : 上流点探索と補間方法に依存 -> 3 次元で解くか, 方向分離するか : 方向分離で対処
  • 高橋(芳)さんのルーチンを改造
  • 主に補間方法を変更
    • 水平上流点探索 : デカルト座標系に直して補間
    • 混合比補間 : Enomoto (2008) の bicubic 補間
    • 鉛直上流点探索 : 上昇下降流の判断だけ, SigDot の補間は行わない(CFL<1).
    • 混合比補間 : エルミート 3 次補間, 不等間隔格子対応の 4 次精度中央差分.
  • トレーサ移流テスト
    • 水平テスト : 補間の改良が効いている. 上流点探索はあまり関係なさそう. 水平誤差減少率 : 上流点探索 0.01%, 補間 65% の改善.
    • 鉛直テスト : 等間隔実験.

      誤差減少率 50%. 
    • 鉛直テスト : 不等間隔(高高度)実験. もうひと息? CFL 大丈夫?

      誤差減少率, 高高度 30% の改善. 
  • 負値抑制の試み
    • スペクトル変換に起因する負値
    • 負値を 0 にするフィルター -> 0 にならず正の値にシフト
    • さまざまなフィルターの比較

都市豪雨研究会報告(西澤)

  • 都市部の下端境界をどうするか問題がメインテーマ. 粗度, バルク定数, カルマン係数の値のきめ方.

次回ミーティング日程

  • 2012 年 9 月 26 日(水) 10:00 より.