dcmodel ミーティング記録(2013/02/12)

参加者

  • 北大
    • 石渡, 小高, 杉山, 川畑, 荻原
  • 神戸大
    • 高橋(芳), 河合, 黒田, 関
  • 宇宙研
    • 樫村
  • 九大
    • 中島
  • 京大
    • 竹広, 佐々木

移流スキームについて

  • セミラグランジアンスキームを dcpam へ導入
    • NAMELIST 変数でスイッチ ON/OFF できる
  • テスト計算
    • CSLAM (Lauritzen et al.2010) との比較
      • 高解像度で相対的に結果が悪くなる ← Arcsin 変換フィルターの影響?
    • 榎本 (2012) との比較
      • 解像度上げるにつれてエラーが減少. 他のスキームに比較しても良い結果.
    • 巷のセミラグランジアンスキームと同等あるいはそれ以上の精度が出ている.
    • 時間フィルターの影響
      • Leap frog スキームの時間フィルターをいれると 時間変化する速度場で精度が落ちる.
  • さらなるテスト計算
    • 地球設定計算で雲水の分布がスペクトル移流ではだめだったのが, 改善されているか?
    • 火星設定計算でダスト分布も同様の問題があるはず. スペクトル計算は試していない.
  • 鉛直方向の移流のチェックはできないか?
    • 現状水平移流と鉛直移流を別々に計算している. 水平方向はスペクトルで微分計算できるので, 精度が高い. 鉛直方向は 4 次中央差分.

プログラミングスタイル : 可読性と計算速度について

  • 同一機能を与えるサブルーチンプログラムを複数管理することは不可能だろう
  • インターフェースが変わらないものであれば 派生したプログラムをキープする方法はうまくいくかも.
    • 例えば dcpam5 力学部分はいける?
  • deepconv での速度問題
    • 配列関数がこまかすぎて効率が落ちている
    • 例えば力学移流部分の計算項をもう少し大きな単位にまとめる
  • 可読性と計算速度を両立させるプログラミングスタイルの 指針を与えられないか?
    • 現段階では今のプログラムソースそのものがそのための実験. ソースを書くひとのセンスに依存. まだ既約などのようにまとめるのはむりかも.

次回日程

  • 今年度は日程がいっぱいでむりそうなので, 来年度の初めで調整する.