dcmodel オフラインミーティング (2013/08/19)
参加者
- 石渡, 石岡, 杉山, 高橋, 佐々木, 倉本, 小高, 中島, 竹広
dcmodel のモデル群を用いてわれわれのやりたいこと
- ある程度 realistic なモデルでの GFD 的考察
- 例えば, 地球, 金星, 火星を含むパラメータ・プロセススタディ
- 例えば, ガス・氷惑星の表層パターンの多様性を説明するパラメタースタディー
- 例えば, 系外惑星の大気循環多様性を例示するパラメタースタディー
- モデル計算結果の理解のための階層的モデル群の運用
- モデルは惑星大気科学の知見の集積(昔の理論マニュアルでの構造論)
- われわれの知識でどこまで現象を再現できるか
- 理論マニュアル(レファレンス)はモデル作りのベースとなる活動
- 観測のマップ(現象論, dcchart)との比較
- 教育的利用. 後継者養成のためのテキストの一つ.
- 昨今は探査がらみの仕事も必要になってきた.
- とある惑星(火星)に対しては, より realistic な計算にも 耐えられるようにしなければならないかも
各論
- 使いやすさ問題
- 教育用途(授業, 演習等)で使いやすくするために...
- モデルチュートリアル用 USB/DVD を利用できないか
- 北大で 3,4 年生の演習に実際使っている.
- gfortran で動かない : USB 配布問題
- ダイナモモデルは動かない
- namelist にコメントを書けないかも
- namelist 変数を規格上はサブルーチンに渡してはいけない問題(?)
- 英語ドキュメントの要望
- 留学生に使わせられない
- Linux distribution 用のパッケージ化
- deepconv, dcpam までパッケージ化するのは良いかも.
- 現状 Debian でしか動作確認されていない
- Redhat 系はよくわからない
- Scientific Linux は可能性があるかも
- インストールの簡略化
- gtconfig などの再利用
- 実行スクリプト生成の簡略化
- GUI でスクリプト生成を昔杉山さんが試しにやったことがある.
- Open Campas 用には調度良いかもしれない. その場合自動結果表示機能も必要
- Windows, Mac で動く?
- Mac で動くかもしれないが, バージョンアップ等のメンテナンスが大変
- Windows は実際にそれで仕事している人がいないと駄目
- 解析・可視化ツール問題
- とっかかりは gpview の方が一般にはやさしいと思われるので deepconv のチュートリアルに復活させたらどうか
- モデルチュートリアル用 USB/DVD を利用できないか
- 研究用途で使いたいために...
- dennou model 用計算機(?)
- 内輪でないひとにも使ってもらうために環境を用意しておきたい
- ハードウェアと管理者をあてがう資金が必要?
- 提供できるソフトウェアは現状では力不足?
- 教育用途(授業, 演習等)で使いやすくするために...
- 足回り
- gtool5
- メモリーリーク問題
- 速度問題
- netcdf ver.4.2 以降で動いた. でも netcdf-4 の機能は使っていない.
- netcdf-4 の圧縮機能は魅力的なので netcdf-4 API を使えるようにしたい.
- 大規模ファイルの入出力容量制限問題は?
- 64bit 環境のダイレクトファイルアクセスだと大丈夫
- 1 変数の大きさ制限はあるかも
- ispack, spml
- snpack, sjpack は大規模計算に十分耐えうるか?
本格的並列計算用サブルーチン群は用意しなくていいか?
- sjpack-mpi の波数分割バージョンがとりあえずあると嬉しい.
- deepconv の力学部分を関数をつかわず添え字のループにしたら,
実行時間が半分程度になった.
- 最適化したソースの管理はどうする? あくまで関数版を幹に.
- snpack, sjpack は大規模計算に十分耐えうるか?
本格的並列計算用サブルーチン群は用意しなくていいか?
- ドキュメンテーション
- Rdoc-f95 を最新 Rdoc (3.0) で動かすことができるか? 大文字小文字を区別するしないの動作が C,ruby と Fortran で違うので そのままでは parser を書けない.
- 共通 API ライブラリ側についていくなら Rdoc を捨てざるを得ないかも
- 移行するなら doxgen? 気象庁も使っている.
- dcpam, deepconv の定式化マニュアル/離散化マニュアルは それなりに進んでいる.
- gtool5
- EBM
- もっとも簡単なのを作ってみた(cf. North 1981)
- どう発展させればいい? まとめておけばいいか
- 相図を描くところまで自動化できるか?
- むしろ dcpam を利用する? 平行しておいておくか?
- dcpam の地表面過程は, 大気境界層の存在を仮定しているので そのまま利用するのは難しいかも.
- 大気の鉛直構造を残したまま, 移流を拡散にすり替えるだけなら可能かも.
- 大淵さんからリクエスト, 球面 2 次元 EBM で海と陸のコントラストつけたい
- 現在定式化に適当な文献を問い合わせ中.
- 他にニーズはないか? 特に惑星科学業界から.
- 炭素循環を絡めた計算(by 田近グループ)をもっと観測と比較する, ちゃんとした循環シミュレーションを用いて調べられると面白いかも.
- 同期回転惑星の EBM. 太陽直下点を極にする.
- 系外惑星大気シミュレーション計算現状と今後の計画・展望
- 何を計算したら面白いか? 業界に貢献できるか?
- (将来的に)観測と結びつけられるシミュレーション. 循環と物質をからめたもの.
- 計算するにあたり注目する現象, 観測事実
- ハビタブル(地球型)
- 観測は 30m 望遠鏡でないと分光できない.
- シミュレーション計算をして観測のプロポーザルに寄与する.
- 水惑星計算, 惑星パラメターを変えてみる? 外からどう見える?
- 木星型惑星
- 観測は分光可能
- スペクトルと大気循環計算(局所モデル, 全球規模モデル)を予測する
- 水惑星・陸惑星
- 水全量が少ない場合に全て蒸発してしまったら外からどう見えるか(石渡)
- 同期回転惑星
- 雲と非灰色放射をいれた暴走温室状態, 成層圏の水分布と散逸(石渡)
- 深いモデルと浅いモデルで大気循環が結構違う?(竹広)
- 褐色矮星
- 球殻対流計算してみたい.
- ハビタブル(地球型)
- 何を計算したら面白いか? 業界に貢献できるか?
- 系内惑星大気シミュレーション計算現状と今後の計画・展望
- 観測との比較
- 他のグループの惑星モデルと比較して dcpam/deepconv の現状と課題
- 地球
- 火星
- 金星
- deepconv を使った対流計算. 宇宙研とのコラボレーション.
- 木星・土星・天王星・海王星
- 高橋(康)さんの放射計算で出した冷却率で deepconv 計算をやってみる. 対流圏界面はどう決まるのか?
- タイタンなど衛星
- (水星)