dcmodel ミーティング記録(2013/10/01)

参加者

  • 北大
    • 石渡, 荻原
  • 神戸大
    • 高橋, 河合
  • AICS
    • 西澤
  • 宇宙研
    • 杉山, 樫村
  • 九大
    • 中島
  • 福大
    • 乙部
  • 京大
    • 石岡, 佐々木, 竹広

rd による Web ページ生成ツールについて(佐々木)

  • dcmodel その他での(日英並記) html 作成を現在 rd で行っている.
  • 問題点
    • ruby 1.9 では現在使っている ruby script が動かない.
      • 正規表現が Makefile に埋め込まれている.
    • Makefile があちこち散らばっていて保守が大変.
  • 提案
    • 全て ruby で処理する
      • Rakefile を用意する
      • パラメターを別ファイルで用意. 現状では config.yaml なるファイル
  • サンプル
    • http://dennou-k.gfd-dennou.org/redmine/projects/dcmodel-rd2html/
  • 使い方
    • Rakefile をトップディレクトリにコピー
    • config.yaml.tmplate をトップディレクトリに config.yaml としてコピー
    • config.yaml を編集
    • rake コマンドを実行
  • 導入した際の問題
    • ユーザーの使い勝手としてはそんなにかわらないからよい.
    • Rakefile 管理は ruby ウイザードでないと無理?
    • そもそも rd が古いフォーマット, 世の中 Markdown?
    • wheezy(Debian 7.0) ではまだ ruby1.8 が残っているけど, jessy(Debian 8.0?) ではなくなる. それまでに対処が必要.
    • cc-env, spml のページで試してみる.

宇宙研での deepconv による金星対流計算計画について(杉山・小高)

  • 対流運動の特徴 + 上方伝播する重力波の性質
    • 2 次元シアーなし条件の計算を年度内に
  • deepconv の修正点
    • 下部境界にスポンジ層を設定可能
    • 基本場を外部テキストファイルにて与えられるように変更
  • 基本場入力ファイルを NetCDF で行うものを deepconv ソース本流にいれる方がよいだろう
  • 川畑さんの計算の後片付
    • H24 に行ったソースの追加・修正を cvs へ

dcpam の乱流混合の改善に向けた試み(高橋)

  • きっかけ
    • 「Louis の乱流パラメタリゼーションは使っちゃいけない」なるコメント
    • 地面境界層の物質輸送には重要, 特に火星.
  • モデル
    • 乱流混合 Mellor Yamada 2 or 2.5,
    • 境界層モデル Louis (1982) or BH91(Beljaars and Holtslag 1991)
  • 実験
    • 乱流モデルを用いた鉛直 1 次元計算
    • 高空間・時間解像度で実験(鉛直層数 100, 時間ステップ 0.01分)
    • GCM で使いそうな鉛直解像度での計算
    • GCM で使いそうな時間解像度での計算
    • 対流調節の役割の確認
  • 結果
    • カンザス州で行われた観測とモデルの比較
    • 境界層の基本構造
      • 境界層モデルによる差が有意
    • GCM 程度での計算 : 境界層構造が改善, 層数に依存(多い方がより良い), ダスト分布もよさげ
    • 鉛直層数だけでなく配置が問題. 境界層における層数が多い方が良い.

次回日程

  • 2013 年 10 月 15 日(火) 10:00 より