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DCPAM
地球流体電脳倶楽部
dcmodel プロジェクト
SIGEN
English
dcpam (火星モデル) 作業ミーティング記録(2013/01/07)
参加者
北大
石渡, 荻原
神戸大
高橋(芳), 船橋
荻原
修論は鋭意作成中.
これまでの計算結果に関していくつか確認をおこなった.
質量流線関数の定義が Kahre のものと符号が逆になっている. 荻原の図は Holton の教科書の質量流線関数と同じ定義になっているので これで良いことにしておく.
ダスト巻き上げフラックスの季節変化の図は, Kahre の図と比べてパターンは似ているけど, 値がかなり違うように見える.
これについて検討した.
最初は, 積分時間が足りない可能性 (積分時間は 3 火星年) を疑ったが, おそらくそれはない. 心配だったら, 2 年目の図を描くか, もう 1 年計算して 4 年目の図を 描いてみれば良い.
Kahre の結果で凍っている領域は比較できない.
凍っていないと思われる Ls=200, 緯度-60 度などの領域で 比較してみると, Kahre の結果では, その領域でのダスト巻き上げフラックスの 大きさは, おおむね 10-9 Kg/m2/sec になっている. 荻原計算でも, 似た値もしくは大きめになっていた.
表面応力もKahre に比べて荻原計算の方も似たような値, もしくは ちょっと大きめになっている. Kahre では 0.012N/m2 程度の値.
というわけで, 最初思ったよりは, そんなに悪いわけではなさそう. 2 つの計算では, 境界層内の鉛直層数が異なる (Kahre の方が層数が多いと思われる), 乱流混合の定式化がおそらく異なる, となっているので, 結果の違いが出てくるのは必然.
なお, Ames モデルの鉛直層数はわからない. Kahre では「地表付近では数十m 間隔, 高度 10km より上では 1/2 スケールハイト程度」としか書かれていない.
船橋
dcpam5 を動かすための作業を実施中.
次回日程
2013 年 01 月 16 日 (水) 10:00 より. TV 会議 (dcmodel meeting2 の部屋) にて