水過程を入れた計算で図を書いた.
<URL:http://dennou-k.gfd-dennou.org/library/dcpam/sample/2013-10-24_tbseki/> 以下に図を置きつつある.
両者の結果を比較すると, 今後はオプションをつけた 場合でやっていくのが良さそう.
上記の結果と水蒸気分布について過去の計算と比較
Montmessin et al (2004, JGR 109, E10004) の Ls=90 の図と 計算で得た Ls=90-120 平均の図を比較した. パターンは大雑把にはあっているみたいに見えるけど, 水蒸気量は 2 桁くらい小さい. 蒸発量が足らないことが原因の 1 つであろう. 蒸発量が足りない理由の 1 つは, 地表面アルベドの取り扱いが違うこと. dcpam5 では地球の氷のアルベドの値が使われている.
水循環過程をまとめてくる宿題の進捗状況
いくつか論文をみて粒子半径の典型的な数値をチェック中. particle size と書かれている場合に半径か直径かはっきり しないところもあるが, 粒子半径の典型的な値は 2μm という ことで良さそう.
重力沈降の式について勉強中.
飽和蒸気圧曲線のチェック
今の火星計算で使われている式 (AGCM5 で使っていた式) で出てくる値と Tetens の式で出てくる値とを比較 してみる.
次の計算
地面の積雪のアルベドを変えた計算をやってみる. constants_snowsea.f90 で定義されている constants_snowseaice_nml の SnowAlbedo の値を変えた計算をやってみる. Montmessin et al (2004) では 0.4 が使われていた.
重力沈降しているルーチンで 0 で割るバグがあった. 計算には使っていないので走るのなら, 結果に影響はしない.
気圧で割る計算のところで最上層の気圧の値(ゼロ)でも 割ってしまっている.