地衡流風速を 100 m/sec にしてみた. (前回は 1m/sec)
ダストフラックスは 1 桁大きくなった
顕熱フラックスは 6 倍くらい大きくなった. 対流層の高さも高くなった.
1 m/sec の時は日中でのみ TKE が大きくなっていた. 100 m/sec にすると, 日の出前に TKE が一番大きくなった. dust devil 巻き上げスキームについて考えてみると, 夜は顕熱フラックスが負なのでダスト巻き上げは起こらない ことになる.
heat flux の z 分布の時間変化: 夜側で下向き(地面向きの) heat flux が強くなる. 昼側で上向き heat flux は 2 〜 3 倍大きくなる.
heat fulux の鉛直分布で heat flux の符号が変わる レベルはあまり変わらないように見える.
ここまでで, Newman の方法 (TKE を使って境界層高さを 判定する) をやめる理由は見当たらない. よって, Newman の方法でやってみることにする.
金星の雲モデルに関する論文を読んで勉強中. 論文はひととおり目を通した.
Lee, C. and Lewis, S.R. and Read, P.L., 2010: A bulk cloud parameterization in a Venus General Circulation Model. Icarus, 206, 662-668.