dust devil 巻き上げスキームを入れた 3 次元計算の途中経過
3 年目までの計算が終った. 現在, 図と動画を作成中.
これまで作った図を見る限り, 1 年目と 3 年目であまり変わっていないように見える.
ダストフラックスの
(ダストフラックス) = α * (顕熱フラックス) * η
と計算している. そこで, 同時刻の顕熱フラックス分布とη分布も見て確認してみた. しかし, どうも上の掛け算通りになってないようにも見える. もしかしたら, どれかの変数が時間平均データを 出力してそれをそのままプロットしているかもしれない. のちほど確認する.
ただしダストを流す計算をする場合は要注意 (次の高橋の報告にあるように物質移流スキームを使ったときに 行う物質補正で問題がありそうである)
物質移流スキームに問題ありそうなことがわかった.
もともこのセミラグスキームは質量保存が保証されないスキーム (質量保存を保証する補正している)であるが, ちょっとまずいかもしれないと思うくらいずれる結果が出た.
行った実験は
Neal and Hoskins (2000) の control SST 4 年積分, T42L24
4 年目の一年平均東西平均降水量を見ると極域で雨が降る. 量は中緯度より多い.
質量補正することによって極に雲が増えて雨が降るらしい. これまでは Williamson and Olson (1994) の補正方法を 用いていて, 今回 Rasch et al (1995) の方法も試用 してみた. 極域で雨が降る, という頻度は減るけど無くならない.
金星の雲モデルに関する論文を読んで勉強中. 現在レビューノートを作成中.
Lee, C. and Lewis, S.R. and Read, P.L., 2010: A bulk cloud parameterization in a Venus General Circulation Model. Icarus, 206, 662-668.