dcpam (火星モデル) 作業ミーティング記録 (2014/12/09)
参加者
- 北大
- 石渡, 荻原
- 神戸大
- 高橋(芳), 船橋
荻原からの報告
- 東西平均地形高度を与えた計算を実行した. 熱慣性と地表面アルベドは一定.
- 図は 火星ダストと巻き上げ実験 DustScenario Const 0.3 DD巻き上げあり 東西平均地形高度
- 地形として MGS 観測を与えた場合と比較
DDA スキームで計算されるダストフラックスの全球平均値の ピークの絶対値はあまり違わない. けど, 東西平均地形高度を与えた場合は, 北半球冬の時期に
Ls = 50 付近の DDA フラックスが若干小さくなる.
- KHM スキームで計算されるダストフラックスの全球平均値について, 東西平均地形高度を与えた場合では, ピークの値が半分くらいに なっているように見える.
- 東西平均 DDA フラックスの季節変化 北半球夏中緯度と南半球 S30 度付近のピークの値は 東西平均地形高度を与えた場合の方が大きい.
- 東西平均 η の季節変化 あまり違いはない.
- 東西平均地表面顕熱フラックスの季節変化 北半球夏中緯度と南半球 S30 度付近のピークの値は 東西平均地形高度を与えた場合の方が少し大きいように見える.
- DDA フラックスの季節平均平面分布
- 東西方向に一様.
- 地形無し/東西一様地形の比較
- 北半球冬では真っ平らな方が ω 大きい
- 北半球夏では真っ平らな方が ωのピーク値小さい
- 北半球冬では, 地形高度を無くした場合の方が地形有りの 場合よりも DDA フラックスが大きかった, 地形有りの場合ではηと顕熱フラックスは東西方向に 複雑な分布をしていていて何がどう効いているのか わからない, という前々回に議論した問題に対しては, まだ話が整理されてない. 次回までにこれまでの結果についてまとめてくることにした.
- 次回は, 以下の 2 点についてまとめてくる.
- 地表面特性の違いによるダストフラックスの季節変化の違い
- 地表面特性の違いによる子午面循環の季節変化の違い
船橋からの報告
- T21 と T10 の結果の差分をとるスクリプトを dcpam の 関連プログラム・スクリプトのページに置いた.
次回日程
- 2014 年 12 月 16 日 (火) 14:00- TV 会議 (dcmodel meeting 2 の部屋) にて