DCPAM 作業ミーティング記録 (2015/04/21)
参加者
- 北大
- 石渡, 荻原
- 神戸大
- 高橋(芳), 船橋, 林
- 宇宙研
- 村上
船橋からの報告
- rails の勉強
- 先週までにnetCDF ファイルから決め打ちした座標における値 (数字) を 表示することができるようになっていた.
今日までに, 図を表示させる作業を行っていた. ruby スクリプトを走らせて dcl.ps を出力して, それを gif に 変換して, その gif ファイルを表示させる, という手順で作業を進めている.
画像の出力がうまくいっていなかったのだが,
- controller の scrpit の中で DCL.grcls を忘れていた
これで, 画像を 1 枚表示することができるようになった.
でも, ブラウザで「更新」すると rails のアプリケーションが 落ちてしまう.
- 次は
- 「更新」しても落ちないようにする.
村上からの報告
簡単金星計算 (T21L50) のデータで, 時空間スペクトル解析の作業中.
70000 日 80000 日までの東西風速 緯度 +15 〜 -15 のデータを使用.
- 分散曲線の重ね書きをしようと試みている. 等価深度の値に何を選んだら良いか先見的にはわからないので 鉛直構造方程式を解いてみたりして情報を集めようと試みている.
荻原からの報告
- 地形高度を一定にした計算, 東西平均した地形を与えた計算,
び観測で得られた地形を与えた計算の 3 者の比較のまとめ (前回の続き)
- (Ls=100, 20N), (Ls=270, 20S) におけるダストフラックスのピーク値が 異なる結果となっていた. 観測地形を与えた計算に比べて, 高度一定の計算の方がフラックスが大きい.
- Ls=270 を中心とした 10 日平均, 東西平均した量をいくつか見てみた.
Ls=100 では, 上昇流の強さの大小関係は以下のようになっている.
観測地形〜東西平均地形 > 地形一定
ハドレー循環が強くなったから巻き上げも強くなる, とも思ったけど, Ls=270 は逆センス (フラックスは大きいのに上昇流弱い).
- Ls=270 では地形高度を一定にした計算の方が上昇流弱い.
- Ls=270 でダストフラックス, 顕熱フラックス, 対流層の厚さの 東西平均の時系列を作って 3 者の大きさを比較した. ダストフラックスの大きさ: 東西平均 > 地形一定 > 観測地形 顕熱フラックス: 地形一定 > 東西平均 > 観測地形 対流層の厚さ: 東西平均 > 観測地形 > 地形一定
- 顕熱フラックスは, 地形一定と東西平均とではあまり変わらないように 見える. そうすると, 地形一定と東西平均におけるダストフラックスの違いは 対流層の厚さによっている?
- 次は, 更に詳しく見るために,
- 横軸経度, 縦軸時間で 20S における顕熱フラックス, 対流層の厚さ の変化を見てみる.
- 更に, 横軸緯度で 3 つの場合の物理量の重ね書きも作っておく.
- S=20 における東西平均ダストフラックス, 顕熱フラックス, 対流層の厚さ の時間変化の図も, 1 年分の図を作ってみる.
次回日程
- 2015 年 04 月 28 日 (火) 10:00- TV 会議 (dcmodel meeting の部屋) にて