DCPAM 作業ミーティング記録 (2017/05/18)
参加者
- 北大
- 石渡, 梅内
- 神戸大
- 高橋(芳), 松田, 河合
松田からの報告
- DCPAM を用いた太陽定数変更実験・気候レジームダイアグラムの作成
- 計算設定 海洋の深さ 60m 地形あり T21
南北エネルギー輸送量の図を書くスクリプトのチェックを行なった.
チェックのため, 現在地球の設定を用いた結果を用いて 図を書いてみた.
全エネルギー輸送量 (乾燥静的エネルギー輸送量と潜熱エネルギー輸送量の和) は片半球で (南半球だけで, あるいは北半球だけで) 2 山になる. 大気科学入門の図と比べてみても, 乾燥静的エネルギー輸送量と 潜熱エネルギー輸送量の緯度分布のグラフの形は似ている.
エネルギー輸送量を描くスクリプトは dennou-k:/GFD_Dennou_Club/dc-arch/dcpam/ClipBoard/2017-05-12_matsudak_dcpam_heat-transport に格納した.
- アルベド計算し直しをやってみた. が, 積分の際に面積重みの緯度依存性を考慮していなかったので もう一回やり直し.
- 以下の計算が新たに終了した.
S=1500W/m2 (初期温度 280K) の場合: 氷無し状態が得られた.
S=1450 W/m2 に比べて子午面循環弱い. 太陽定数が大きくなると子午面循環が弱くなる傾向が 続いている.
- S=1425 W/m2 (初期温度 280K) の場合: 北半球の氷は全部融けた. 南半球の氷は残ってる.
- 以下の計算を実行中.
- S=1225 W/m2 (初期温度 280K)の場合: どうも部分凍結状態になる雰囲気: なので, large ice cap の状態は太陽定数がどこまで小さくなると 消失するのかを確認するために次の 1210 W/m2 のジョブも投入した.
- S=1210 W/m2 (初期温度 280K)の場合:
- S=1500 W/m2 (初期温度 200K) の場合: 全球凍結状態がどこで消失するか確認する.
- S=1410 W/m2 (初期温度 280K) の場合: 大極冠不安定の領域の点を増やす.
次回日程
2017 年 06 月 08 日 (木) 10:00-12:00 TV 会議にて. 接続希望は [email protected] (松田) まで.