DCPAM 作業ミーティング記録 (2017/09/14)
参加者
- 北大
- 石渡, 荻原
- 神戸大
- 高橋(芳), 松田
松田からの報告
S=1500 の氷無し解を初期値にして S=1400 にした計算が終了した.
すると, 初期状態を温度一様 (280K) とした場合に比べて 南半球の ice line latitude が 10 度程度高くなってしまった.
北半球では氷が無くなった.
荻原からの報告
放射不活性なダストを移流させた計算を実行してみたので その結果を報告する.
放射計算で使われるダスト量は MGS シナリオのもの. 巻き上げスキームの効率因子の値は Kahre et al (2006) のものを使用
乾燥対流調節を使用. 調節回数の上限は 50 回にした.
風応力によるダスト巻き上げでものすごい量のダストが 巻き上がってしまう. 大気中ダスト量で比べると Kahre et al. (2006) のおよそ100 倍.
地表面応力を Kahre et al (2006) の図と比べると, DCPAM の方が 2 〜 4 倍大きい. ダスト巻き上げフラックスにすると 16 倍は違うことになる. でもこれだけではダスト量が 100 倍違うことは説明できない.
更に確認を続ける予定.
Kahre et al (2006) が用いている地表面フラックスと境界層のスキーム を使った計算も試みている.
どうせ効率因子の絶対値には意味が無いので, 効率因子の 値を変えた計算も行なう予定.
次回日程
2017 年 09 月 22 日 (金) 10:00-12:00 TV 会議にて. 接続希望は [email protected] (松田) まで.