放射MTGメモ(2014/12/08)
参加者
- 倉本圭, 石渡正樹, はしもとじょーじ, 高橋康人, 齋藤大晶, 大西将徳
系外惑星放射計算プログラムの開発 (大西)
- 水蒸気大気の圏界面について
- pure H2O, adiabat profile による加熱率 profile を確認
- 地表面温度が低く, H2O 量が多い場合には, 上空まで加熱に転じない.
- 乾燥断熱減率で上昇を続ければ, やがて加熱に転じる
- 蒸気圧曲線に乗ると, 冷却が強くなる.
- 蒸気圧曲線プロファイルで上昇する場合, 0.1 [Pa] 付近に冷却の絶対値の極小があるが, 加熱には転じない.
- 大気下層で, わずかに加熱率が正になる場合があるが, 値は小さい.
- グレー大気(Nakajima et al., 1992, 地表温度 500 [K])では, 10 [Pa] 付近に圏界面
- 地表面の下向きフラックスが, とても小さい値になっている. プログラムのバグと思われる.
- 地表面温度が低く, H2O 量が多い場合には, 上空まで加熱に転じない.
- TO DO
- プログラムのバグ確認.
- line-by-line と, グレーモデルの加熱率プロファイルの違いを説明するおもちゃモデルを考える.
- pure H2O, adiabat profile による加熱率 profile を確認
- mtg 資料
木星大気の放射計算 (高橋康)
- モデル改良を進める点
- GeH4 の導入
- 短波放射の導入
- 分割計算の導入
次回の日程
- 12/15 (月) 9:00-
- 10:30- は石川名誉教授も交えて, H2O 連続吸収の議論の予定