放射MTGメモ(2015/11/02)

参加者

  • はしもとじょーじ, 高橋康人, 大西将徳

系外惑星放射計算プログラムの開発 (大西)

  • 水蒸気混合大気について, 地表面温度と対流圏界面の温度の関係を明らかにしようとしている.
    • "修正された" 対空間冷却モデル
      • 圏界面の加熱冷却率の物理を理解するために, 対空間冷却モデルによる考察を行っている.
      • 成層圏が光学的に厚くなった場合にも適用できるように, 圏界面の付近の大気層に入射するフラックスに, 成層圏が光学的に厚くなった場合の効果を加えた.
      • 大気層に入射する太陽放射: 成層圏による減衰効果を加えた.
      • 大気層に入射する惑星放射: 成層圏からの射出フラックスを加えた.
      • "修正された" 対空間冷却モデルは, line-by-line 放射計算による加熱冷却率の成層圏 H2O 気柱量依存性を定性的に説明する.
    • 議論, コメントなど
      • 低温成層圏, 高温成層圏が存在するためには, 太陽光による加熱率, 惑星放射による冷却率の H2O 気柱量による傾きが異なることが必要.
      • 太陽光による加熱率, 惑星放射による冷却率の H2O 気柱量による傾きが異なることを, 吸収断面積の波数依存性, planck 関数の温度依存性 (温度は気柱量と関係) から考察する.
      • "修正された" 対空間冷却モデルによる加熱冷却率曲線を, 多数の点でプロットできるよう工夫する.
  • mtg 資料

木星大気の放射計算(高橋康)

  • 太陽放射の与え方について
    • 緯度ごとの太陽放射をどのように与えたらよいか.
    • 緯度 (theta) ごとの平均日射量: S/pi * cos(theta)
    • 斜めから入射する効果も入れて計算すべき.
      • 大気上端では, どの緯度でも S/2 を与える.
      • 太陽天頂角 (phi) は, cos(phi) = 2/pi * cos(theta) と与える.

次回の日程

  • 11/9 (月) 9:00-