放射MTGメモ(2016/07/20)
参加者
- 倉本圭, 石渡正樹, はしもとじょーじ, 齊藤大晶, 大西将徳
系外惑星放射計算プログラムの開発 (大西)
- 放射源関数法モジュールを用いた場合の問題と解決
- 輝度温度の 2 値化
- 金星大気テスト計算において, 輝度温度が 2 値化する不自然な値を確認した.
- 放射モジュール内で一次散乱アルベドを用いて計算される変数の計算に不具合.
- 一次散乱アルベド = 1 - 10^(-16) の時, 桁落ちが生じる.
- 問題の箇所を修正することで, 輝度温度の 2 値化は生じなくなった.
- 加熱率の不自然な値
- H2O + N2 大気において, 放射源関数法を用いた場合に加熱率の不自然な値が出ることを確認した.
- 根本的な原因はまだ分からず, 放射源関数法を用いない (2流近似法を用いる) ことで対処してきた.
- Toon et al. 1989 を確認
- 放射源関数法は, 一次散乱アルベドが 1 の場合に正確でない.
- 放射源関数法は, 散乱が小さい場合に正確.
- 不自然な値が出る領域において加熱率の検算を行うと, 2 流近似法による値は妥当だが, 放射源関数法による値はおかしい.
- 検討確認事項
- 放射源関数法では, なぜ不自然な値が出るのか. (原理的な問題か, コーディングの問題か)
- 輝度温度の 2 値化
- mtg 資料
次回の日程
- 7/27 (水) 9:00-