放射MTGメモ(2016/11/22)
参加者
- 倉本圭, 石渡正樹, はしもとじょーじ, 高橋康人, 齊藤大晶, 大西将徳
系外惑星放射計算プログラムの開発 (大西)
- 金星モデル開発
- 雲計算の導入
- 雲を含んだ放射計算に必要な, 光学物理量を計算するコードを作る.
- 必要なモノ
- 金星雲の粒径・光学厚さ, 濃硫酸の複素屈折率, Mie 散乱計算コード
- 金星雲の粒径・光学厚さ: Pollack et al. (1993) より得る. (0.63 μm での値)
- 濃硫酸の複素屈折率, Mie 散乱計算コード: はしもとじょーじ さんに提供して頂く
- 金星雲の粒径・光学厚さ, 濃硫酸の複素屈折率, Mie 散乱計算コード
- 上記を元に, 必要な波数での以下の量を計算する
- 光学的厚さ: Mie 計算から消散断面積を計算. Pollack より雲粒子の数が分かるので, それを元に光学的厚さを計算.
- 一次散乱アルベド: Mie 計算から一次散乱アルベドを得る.
- 非対称因子: Mie 計算から位相関数を計算. 積分して非対称因子を得る.
- 必要なモノ
- 雲を含んだ放射計算に必要な, 光学物理量を計算するコードを作る.
- 高波数の一定輝度温度について
- 二方向近似による透過率の検討
- 検討結果
- 二方向近似された放射場で透過率を検討すると, 透過率〜 0.
- コメントなど
- 大気全層を一層として考えないとダメ.
- 各層で散乱されて戻ってくる放射は考慮されない: 透過率は過小評価される.
- 大気全層で考えた場合, 30000 cm-1 の透過率 〜 0.02 (光学的厚さ 〜 100)
- F↑_大気上端/F↑_大気下端 〜 0.2.
- 放射計算がよくない可能性がある.
- 透過率と光学的厚さの関係を描いてみたらどうか (一次散乱アルベドをパラメタに)
- 大気全層を一層として考えないとダメ.
- 検討結果
- 二方向近似による透過率の検討
- 雲計算の導入
- 水蒸気を含む大気の成層圏温度の推定
- 課題の整理をする.
- 潜熱、顕熱の効果が放射に比べてどの程度か検討する.
- 課題の整理をする.
- mtg 資料
木星大気モデルの開発 (高橋康)
- Geometric aledo
- 二流近似法と放射源関数法のフラックス計算結果比較
- 下向き放射:二流近似法と放射源関数法でほぼ一致
- 上向き放射:雲層上端付近で大きくずれる
- 二流近似法では, 雲層上端で強い吸収
- 直達光の散乱はちゃんと考慮されているのか?
- 考慮されている.
- どちらが正しいかは分からない.
- 具体的な GA の導出
- Seager, 2010 の式確認
- 二流近似法と放射源関数法のフラックス計算結果比較
- 粒径分布込み Mie 理論計算
- 消散断面積から光学的厚さを計算する際に確認したい点がある.
- はしもとじょーじ さんのコードの消散断面積とはどんな粒子の断面積を指すのか?
- 粒子一個当たりの消散断面積
- はしもとじょーじ さんのコードの消散断面積とはどんな粒子の断面積を指すのか?
- 消散断面積から光学的厚さを計算する際に確認したい点がある.
- mtg 資料
次回の日程
- 12/07 (水) 9:00-