放射MTGメモ(2017/04/03)
参加者
- 倉本圭, はしもとじょーじ, 高橋芳幸, 高橋康人
木星大気モデルの開発 (高橋康)
- 博論方針
- 主題
- 「木星大気中における放射と対流のエネルギー輸送サイクルの理解」を主題とする
- 放射過程だけを強調するのではなく、上記サイクルの一環としての放射過程に焦点を合わせるという体にする
- 議論の進め方
- パラメータ実験の結果を羅列するのではなく、用いるパラメータの理由付けをしっかりと示したうえで、物理過程を丁寧に考察する
- ともかく議論・考察の中心となる計算結果が無いと話が組み立てられないので、まずはSromovsky1998との比較計算を進める
- 主題
- GPES条件での放射計算
- Sromovsky 1998によるNFR観測解析と本放射モデル計算結果の比較
- 目的
- 同解析で得られた大気深部物質分布の導入
- 唯一の大気放射場観測と比較することで、本モデルの放射モデルとしての capability を調べる
- 手順
- Sromovsky 1998解析手法の確認
- 同解析モデルの条件を導入して本放射モデルで計算
- 結果の比較と考察
- 現状
- Background モデルの条件をそのまま導入するとSr98解析とは全く異なった結果になる
- Sr98解析と比較するにはInversion モデルの条件を導入するべきだが、その条件は明示的に記述されていないため inversion 手法から調べる必要がある
- コメント
- Background モデル条件での計算結果と Inversion モデル図の違いの原因
- Sr98 の成層圏ヘイズによる吸収がかなり強いように見える
- 計算領域上端付近でもフラックスに勾配があるのが違和感
- 与え方に間違いは無いか?
- ヘイズ粒子の EXT, SSA, AF を出力してみる
- より下部に集中するように分布を調整してみる
- Sr98 の成層圏ヘイズによる吸収がかなり強いように見える
- Background モデル条件での計算結果と Inversion モデル図の違いの原因
- mtg 資料
次回の日程
- 2017/04/10 (月) 09:00-