放射MTGメモ(2017/07/20)
参加者
- 倉本圭, はしもとじょーじ, 高橋康人
木星大気モデルの開発 (高橋康)
- 放射モデル
- アルベドスペクトルを用いた着色物質と雲の制約
- 短波長で着色物質, 長波長で雲の制約を試みた
- なお5um 熱放射では杉山モデル x5 くらいの雲密度が妥当だった
- 杉山モデルx10 くらいの雲密度だとアルベドはそれらしい値になる
- x5 だとアルベドが小さすぎる?
- 着色物質の分布の解は色々ありえそう
- x5-10 で best guess model を設定することになるか?
- 短波長で着色物質, 長波長で雲の制約を試みた
- アルベドスペクトルを用いた着色物質と雲の制約
- 博論
- 基本的な展開
- ECCM vs 杉山モデルではなく自分なりのベストフィットモデルを提示する
- 具体的な構成
- 別スライドにて
- 懸案
- 各雲層についてどの程度詳細な実験をやるべきか
- 杉山モデルをベースにしつつどこまで弄るべきか
- 雲対流の効果を論じるなら単に雲構造を採用するだけでは不十分に思える
- 大気構造モデルの扱いをどうするか
- 「実験結果」or「モデル設定」
- エネルギー輸送論というテーマを強調する必要は無いか
- 「加熱と冷却」という本研究のセールスポイントが埋没してしまうのではないか
- 実際に対流を解いているわけではないのに対流に関する考察を自称することに違和感がある
- 各雲層についてどの程度詳細な実験をやるべきか
- 基本的な展開
- コメント
- Best guess model の決め方
- 基本的に自由に決めて良い
- ただしどのように求めたのかは極力明示する
- 読者にとっての御利益も考慮に入れる
- 決め方の例
- スペクトルの概形を決めているバンドをいくつかピックアップし評価する
- 熱放射スペクトルで2バンド程度
- フラックス値でもいいかも
- 近赤外アルベドスペクトルで数バンド程度
- 紫外・可視付近で5バンド程度
- 熱放射スペクトルで2バンド程度
- 各バンドでの評価(観測値に対するモデル値の比など)をスコア化して総得点で決める
- 必要に応じて日射スペクトルや熱放射量で重みづけ
- ただし基本的にはスペクトル概形が一致すれば必然的にこれらの値も一致するはず
- スペクトルの概形を決めているバンドをいくつかピックアップし評価する
- 20um 熱放射スペクトルのずれ
- Ortho/Para? He 量? 温度? 手動プロットによるずれ?
- 温度構造の違いが効いている可能性が大きいように思われる
- ちょうどH2He吸収の opacity が効く高度と温度構造の基準点の位置が対応しているように思われる
- 要確認
- 博論の構成
- メインテーマは熱放射冷却
- イントロ
- テーマの重要性(放射と対流による大気構造決定メカニズムの概観)
- これを考察するのに必要な手順の解説
- 大気構造計算
- 大気放射場計算
- 観測との比較 など
- 結果・議論・考察は手順を踏まえつつメインテーマに到達するような構成にする
- 基本モデルの設定
- Chrom を入れると平衡計算が出来ない?
- ちょうどいいのを見つけるしかない?
- 杉山モデルからの乖離
- もはや杉山モデルとは言えない?
- そもそも杉山モデル自体が多数のパラメータを含んでいる
- 各パラメータの寄与の度合いの考察さえしておけば十分だろう
- 雲有りモデルと雲無しモデル
- 一つの大気モデルではなく二つの大気モデルの足し合わせで全球モデルを表現するのが良いのではないか?
- たしかにその方がいいかもしれない。時間と相談しつつ模索する
- Best guess model の決め方
- mtg 資料
次回の日程
- 2017/07/26 (水) 09:00-