放射MTGメモ(2017/10/25)
参加者
- 倉本圭, はしもとじょーじ, 石渡正樹, 高橋芳幸, 高橋康人
木星大気モデルの開発 (高橋康)
- 熱放射スペクトル考察
- Pierel 2017 と本モデルの比較
- 以下の観点からスペクトルの差について検討
- 温度分布
- NH3分布
- CIA係数
- 200-400cm-1 にかけての opacity 見積もりが異なっていることが差の主因であると推定される
- 以下の観点からスペクトルの差について検討
- Pierel 2017 と本モデルの比較
- コメント
- Pierel 2017 との熱放射スペクトル比較
- 同じ温度を使ってもスペクトルが再現できない以上、opacity に原因があるのは明らか
- Pierel 2017 におけるスペクトル解析で使われているNEMESISモデルについて調査が必要
- 違う結果になること自体は問題では無い
- 「同じことをやっているのに違う結果になる」のか「違うことをやっているから違う結果になる」のか、その区別を明確にするべき
- 博論
- 標準大気モデルの方向性
- 放射対流平衡計算は全球平均に近い大気構造を理論的に導く手段として有効
- しかし当然ながら現実の木星大気の全球平均大気構造とは一致しない
- その不一致の程度や影響をどのように議論できるか?
- スペクトル不一致の扱い
- 本論とは直接の関係は無いため補足情報としてまとめれば十分
- 標準大気モデルの方向性
- To do
- 重力加速度の影響
- 現行モデルでは赤道値を参照しているが全球平均値の方が適切?
- どれだけ違いが出るか調べる
- NEMESISモデルにおける200-300cm-1 の opacity
- Pierel 2017 ではNEMESISモデルを用いてスペクトル解析
- 同論文と本モデルのスペクトルのずれの原因と思われる opacity の扱いを調べる
- 重力加速度の影響
- Pierel 2017 との熱放射スペクトル比較
- mtg 資料
次回の日程
- 2017/11/01(水) 09:00-