放射MTGメモ(2018/01/31)

参加者

  • 倉本圭, はしもとじょーじ, 石渡正樹, 高橋芳幸, 高橋康人

木星大気モデルの開発 (高橋康)

  • 対流周期議論
    • 発表目的に対する位置づけ
      • 対流がエネルギー収支に与える寄与の定量的評価の一環?
    • 議論の流れ
      • 杉山モデルのフレームワークの説明をおこなう(Sugiyama 2014, 6.3節)
        • H2O 潜熱と放射冷却のバランス
        • 湿潤断熱→乾燥断熱→対流不安定→対流という流れを示す
      • そのフレームワークに沿って本モデルで周期を推定した結果を示す
      • 本モデルと杉山モデル・観測の比較を示す
  • アルベドの扱い
    • 幾何アルベドスペクトル不一致の検討
      • 現状では最適化の節にて「スペクトルに不一致はあるが平均値が概ね等しいので問題ない」としている
    • 幾何アルベドとボンドアルベドの不整合をどこでどう示すか
      • イントロ?
      • モデル最適化(モデルスペクトル初見)?
      • 議論?
  • Juno に関する言及
    • 主に全球的な大気深部組成に関する制約が期待されている
    • NH3 量推定は示されているがなぜそうなるかはまだわからない
    • H2O 量推定はまだ示されていない 今回の積雲対流周期に関する見積もりからのH2O enrich が確認できるか注目される
  • アルベド不一致のさらなる検討
    • 着色物質mie 計算
      • 粒径だけでなく分布パラメータも変えてみる
    • ガス吸収
      • 温度依存性の解像度を上げた場合と比較してみる
  • コメント
    • 杉山モデルとの比較を行うより、杉山モデルの結果に基づいた解析であることを強調するべき
    • 雲対流周期を見積もる式はエネルギーバランスを表すので、説明もどんなエネルギーを考えているかにフォーカスする
    • エネルギー収支の模式図の有効桁数を調整する
    • 太陽天頂角 60deg での計算結果を全球平均近似として用いてよいのか?
      • 日射フラックスのつじつまだけが一致している状態
      • 本来は太陽天頂角毎に計算して積分するべき
      • 近似であることを前提にすれば言い訳は立つだろう
      • なお昼夜平均で半分にしている点には注意
  • mtg 資料

次回の日程

  • 2018/02/07(水) 09:00-