地中の温度変化を計算する熱伝導方程式の離散化は時間方向には Clank-Nicolson
法, 空間方向には中心差分を用いて行う. 温度と格子間隔を整数格子点, 熱フ
ラックスを半整数格子点で評価する. 鉛直方向の格子点数は とし, 最下
層から
とする. 最上層の温度
が地表面温度
である.
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(66) |
ここで
である. 時刻
の
項を左辺に, 時刻
の項を右辺にまとめると,
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|||
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(67) |
ここで
とした.
とすると, 行列式の形で
と表すことができる. ここで
はそれぞれ,
を要素に持つ 行列である.
上端での境界条件と下端で断熱境界条件を考慮すると,
(68)は
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(69) |
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(70) |
を解くことになる.
ここで係数行列
の第 1 行および第
行の対角要素は,
は
行列ベクトルで,