DCPAM 地球の実験 2
設定ファイルを変更し, 3 年積分を実施する.
設定ファイルの編集
設定ファイル, dcpam_E_T21L26.conf, の以下の箇所を変更する.
変更前:
×et_nml ... EndYear = 1, EndMonth = 1, EndDay = 10, EndHour = 0, EndMin = 0, EndSec = 0.0d0, ... /
変更後:
×et_nml ... EndYear = 4, EndMonth = 1, EndDay = 1, EndHour = 0, EndMin = 0, EndSec = 0.0d0, ... /
上記の部分は計算の終了日時を指定する部分であり, 変更前の終了日時 1 年目の 1 月 11 日 0 時 0 分 0 秒であったが, 4 年目の 1 月 1 日 0 時 0 分 0 秒に変更している. (詳細は「らくらくDCPAM」を参照のこと.)
なお, この設定ファイルは Fortran の NAMELIST 機能を利用しており, 各行の "!" 以降はコメントと見なされる.
実験の実行
今回の実験は長時間かかるため, 下のようにすると良いだろう.
$ ./bin/dcpam_main -N=./conf/dcpam_E_T21L26.conf < /dev/null >& error.log &
- 上の例は標準出力と標準エラー出力を errorlog のファイルに リダイレクトしている.
- 標準入力は /dev/null から入力しており, 要は何も入力しない.
- 最後の "&" は background 処理.
- このように実行すれば, 実行途中でログアウトしても計算は続行される.
- ps などのコマンドで実行状況を確認すると良い.
計算が終了したら計算結果を描画して確認してみると良い.
3 年積分は, 場が定常と見なせる最低限の積分期間である. 3 年目の計算結果を再解析データと比べてみると良い.
ただし, もし 3 年積分できずに途中でプログラムが停止したら相談.
実験結果の鉛直軸の圧力への変換
こちらを参照すること.