地球流体電脳倶楽部
1996 年 12 月 12 日
熱慣性とは「単位体積あたりの熱容量×単位時間の熱拡散距離」で与えられる.
密度 , 熱伝導率 , 熱容量を , 熱拡散距離を とすると,
岩石の密度と熱容量はほとんど一定であると考えてよいので, 熱慣性は 熱伝導率に依存するといえる. 熱伝導率に影響するのは岩石の間隙率(porosity)である. 一般に間隙率が大きいと熱伝導率は小さいので, 熱慣性も小さくなる.
経験的には, [email protected]*.$5$$$HG.47@-$O>.$5$$.
謝辞
本稿は 1996 年に東京大学地球惑星物理学科で行われていた,
固体火星セミナーでのセミナーノートがもとになっている.
小高正嗣によって地球流体電脳倶楽部版「火星現象論」
として書き直された (1996/12/12).
構成とデバッグに協力してくれたセミナー参加者のすべてにも
感謝しなければならない.
本資源は著作者の諸権利に抵触しない(迷惑をかけない)限りにおいて自由に利用
していただいて構わない. なお, 利用する際には今一度自ら内容を確かめること
をお願いする(無保証無責任原則).
本資源に含まれる元資源提供者(図等の版元等を含む)からは, 直接的な形での
WEB 上での著作権または使用許諾を得ていない場合があるが, 勝手ながら, 「未
来の教育」のための実験という学術目的であることをご理解いただけるものと信
じ, 学術標準の引用手順を守ることで諸手続きを略させていただいている. 本資
源の利用者には, この点を理解の上, 注意して扱っていただけるようお願いする.
万一, 不都合のある場合には
火星地表の熱慣性
火星地表の熱慣性の値について, 以下のことがわかっている.
ただし単位は 1 節で定義したものである.
図1 に全球の熱慣性分布を示す.
参考文献
まで連絡していただければ幸いである.
: 地球流体理論マニュアル
: 火星現象論